演目：「恋飛脚大和往来－封印切－」
参加人数：30名

2024年6月20日（木）、校友会支援による「異文化体験プログラム」として、サンパール荒川（荒川区民会館）にて「Discover KABUKI－外国人のための歌舞伎鑑賞教室－」を鑑賞しました。

今回の演目「恋飛脚大和往来」は、飛脚問屋の若旦那?忠兵衛と遊女?梅川の心中を描いた話です。忠兵衛は友人の挑発に乗って、飛脚屋で預かっていた公金に手を付けてしまいます。封印を切ってしまった直後、忠兵衛は深い後悔に襲われます。この感情が、速いテンポで演奏される三味線によって効果的に表現されます。

「Discover KABUKI」は、歌舞伎の魅力を海外の観客に伝えるためのプログラムです。英語やその他の言語での解説付きで、初めて歌舞伎を鑑賞する外国人でも楽しめるように工夫されています。演目に先立ち、飛脚問屋とは、どのような仕事か？300両は現代のお金に換算するといくらになるか？封印とは何か？など、演目の内容についての詳しい説明が行われました。

　参加した留学生からは、「歌舞伎の正式な公演が始まる前に、歌舞伎についての説明や本公演の台本の内容についての解説があり、英語の字幕もあって分かりやすかったです。」「初めて歌舞伎を見ましたが、とても面白かったです。日本の生活や文化についても理解が深まりました。こんな素晴らしいイベントを企画してくれてありがとうございました。」などの多くの感動と感謝の声が寄せられ、歌舞伎の素晴らしさを感じる貴重な体験となりました。