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大学院工学府生が第55回NMR討論会で「優秀若手ポスター賞および大陽日酸賞」を受賞

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受賞情報

賞状と楯

 2016年 11月 16~ 18日に広島国際会議場で開催された第 55回 NMR討論会において大学院工学府の博士課程後期 2年 重田安里寿さん(指導教員:川村出准教授、小林憲正教授)が、大陽日酸賞(優秀若手ポスター賞)を受賞しました。発表タイトルは”固体NMRによる光駆動型ナトリウムイオンポンプ KR2の pH変化に対する レチナール結合サイトの構造変化の解析”です。

 発表内容は光を利用してナトリウムイオンをポンプするというユニークな機能をもつロドプシン蛋白質 KR2に対して、重田さんは発色団レチナールの結合ポケットの構造を調べるために安定同位体標識を巧みに利用した固体 NMR測定実験をデザインし、機能発現に重要なレチナール結合ポケットの酸性および中性での構造の違いを明らかにした成果です。

 この内容がポスター賞にエントリーした発表の中から特に優秀な発表として優秀若手ポスター賞として選出され、同時に安定同位体標識技術を利用した膜タンパク質の構造解析の重要な成果であるため、副賞として大陽日酸賞を受賞しました。


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